8月6日の平和記念式典を前に、広島市の平和公園にある「平和の池」の清掃が行われました。

19日に行われた「平和の池」の清掃には市民ボランティアなどおよそ60人が参加し、池の底の水垢などを丁寧にブラシでこすり、汚れを落としていました。

初めて参加した人は「すごく大事な場所だと思うので、ちょっとでもきれいになればいいなと思っている」と話し、2回目という参加者は「去年参加して『ちょっとでも平和に貢献できた』とすがすがしい感じがした。色々世界でもありますから、せめて自分の身の回りから平和になればと思う」と参加理由を話していました。

原爆慰霊碑を囲む「平和の池」の清掃は、原爆死没者への慰霊の思いを新たにする目的で行われています。

清掃は1964年に始まり、平和記念式典の前と正月の前に実施されています。

この日の清掃作業のまとめ役でボランティアの近江誠一さんは「水を求めて亡くなった方々のことを思えば、池はきれいにしておきたい。気持ちを込めて年2回清掃させていただいている」と語りました。

19日の清掃は2時間ほど行われ、被爆80年の平和記念式典を迎える準備が進んでいます。

テレビ新広島
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