岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、テニス競技の男子ダブルス・関西高校(岡山市北区)3年の土海(どかい)悠太選手と竹本時士(ときお)選手です。

備前市の備前テニスセンターで6月8日に行われた岡山県高校総体(テニス競技)の男子ダブルスで見事優勝し、インターハイへの出場権を獲得した2人。準決勝では1学年後輩の弘・中川ペアを接戦の末8-7で下し決勝進出。岡山理大附属高校(岡山市北区)の中島・池畠ペア(ともに3年)との決勝戦では、1ゲームを先取されたものの、強いサーブや左右への揺さぶり、ネット付近からでも積極的なリターンなどで相手を翻弄。8-2で勝利しインターハイ出場を決めました。

試合を終えた2選手に、大会の感想やインターハイへの抱負などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)


Q:団体戦に加え、土海選手はシングルスとダブルスで、竹本選手はダブルスでもインターハイ出場を決めた。今の気持ちは
(土海悠太選手)
「団体・シングルス・ダブルスの3つとも優勝することができ、インターハイ(出場)が決まったのでとてもうれしいです」

Q:インターハイは何回目の出場になる?
「1年生の時に団体戦で出場。2年生では出られず。今回で個人戦は初めてで、団体戦は2回目の出場です」

Q:シングルスとダブルスは初めて
「はい」

(竹本時士選手)
「団体戦は優勝できたが、昨日はシングルスで負けてしまって、ダブルスでは土海君も二冠(を達成)してのダブルスだったんで、三冠(達成)させてあげたいとか、自分も(インターハイに)行きたいっていう気持ちが強かったので、一緒に(優勝)できてよかったです」

Q:同じ関西高校のペアがダブルスでもインターハイ出場2枠目を獲得。そのペアとの準決勝は8対7と接戦に。準決勝で勝たないと厳しくなる状況でどのような気持ちで臨んだか
(土海選手)
「勝ちたいと思っていたんですけど、結構うまくいかないことが多く、イライラしたりという点でちょっと足を引っ張っちゃったかなっていうのと、あと、強気なプレーをしてきた相手に結構押されていたかと思います」

Q:その相手は2年生のペア。後輩に対して負けたくないっていう気持ちは当然あると思うが、竹本選手はどのように戦った?
(竹本選手)
「春の大会でも準決勝で当たり、結構いい形で勝てて、いいイメージで入ってきたんですけど、(2年生の)2人がしっかり作戦立てて強気で来たので、出だしはちょっと離されてしまって。良くない雰囲気になってしまったんですけど、もう1回、2人で声出して上げていけたので、よかったと思います」

Q:決勝は岡山理大付属のペアとの対戦に。どのように戦おうと思って試合に臨んだか
(土海選手)
「準決勝の反省を生かして、自分たちが声出していくのと、相手に攻められる前に自分たちから強気にプレーしていこうと思って、それを最後まで続けられたのが良かったかなと思います」
(竹本選手)
「準決勝は自分たちがあまり良くない流れだったのに対し、相手は結構乗った状態で入ってきたので、出だしだけ集中して、2人で声で負けないように、元気よくできて、自分たちのプレーができたので良かったです」

Q:決勝戦ではどんなプレーが印象に残っているか
(土海選手)
「リターンとかを強気に作っていくことができて、よかったと思います」
(竹本選手)「2人で自分たちの役割を常に確認して、その役割を2人が互いにやって、しっかりやり切ることができたのでよかったと思います」

Q:8ゲーム目を獲得した瞬間の気持ちは?
(土海選手)
「うれしかったです」
(竹本選手)
「最高でした」

Q:土海選手はシングルスも順当に1位。シングルスでの初のインターハイに臨むにあたり、他の都道府県のこの選手と対戦してみたいという選手は
「どの相手でも勝てるようにとは思っている。特に対戦したい選手とかはいないですね」

Q:土海選手は国際大会の舞台も経験。今回の国内大会で目指す順位は
「優勝を目指して頑張ります」

Q:竹本選手は(ペアを)代表して、ダブルスでの順位目標は
(竹本選手)
「(前回)今、大学1年生の先輩たち(木村一翔選手(現:日本大学)・島笙太(現:早稲田大学)のペア)が優勝しているので、僕たちも(関西高校で)2連覇できるように頑張ります」

Q:中国インターハイに向けての抱負を
(土海選手)
「自分の力を出し切って、中国高校総体でも三冠できるように頑張ります」
(竹本選手)
「中国高校総体で優勝してシード権を得て、全国ではいい形で入っていけるように頑張りたいと思います」

6月20日に行われた中国高校総体(広島県)の男子ダブルス競技では。岡山理大附属高校の中島・池畠ペアが県総体での雪辱を果たし優勝、土海・竹本ペアは3位でした。その他、男子団体では関西高校が、男子シングルスでは土海選手が見事1位となりました。インターハイの組み合わせも決まり、関西高校勢は団体・男子ダブルス・男子シングルスでいずれもシード権を獲得しています。

関西高校としては男子ダブルスで2連覇がかかる夏のインターハイは負けたら終わりのトーナメント戦。高校テニス界で“関西旋風”を巻き起こせるか注目です。

中国インターハイ・テニス競技は団体の部が7月29日から31日まで、個人の部(シングルス・ダブルス)が8月1日から4日まで、ともに広島県福山市で行われます。

岡山放送
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