新見の近代商業を支えた商家の1つ「太池家」が明治時代に開業した呉服店の建物が国の登録有形文化財に登録されることになりました。
国の登録有形文化財に登録されることになったのは、新見市新見にある「旧太池呉服店店舗兼主屋」です。太池家は新見地域の近代商業を支えた商家の1つで明治末期には新見初の百貨店として呉服をはじめさまざまな商品を扱っていました。
建物は木造2階建てで、伝統的な建築でありながら屋根裏には当時としては新しい洋式トラスの構法が使われていて、国の文化審議会は「洗練された商家建築である」と評価しています。
(新見市教育委員会 生涯学習課 白石祐司さん)
「評価されたことは大変うれしいこと。市民にとって思い入れのある場所であり、市外から新見を訪れる人が交流できる場所を、継続して使用してもらえたら。」
今後は、文部科学大臣への答申などを経て正式に登録される予定で登録されれば岡山県で383件目となります。