愛知・江南市で9日、走行中の車から投げ捨てられたたばこが道路に火花を散らす様子がカメラに捉えられた。すぐそばには草木の茂る庭があり、火が燃え移れば火災になっていた可能性もある。東京消防庁によると、火災の原因はたばこが最も多く、不注意や無責任な行動で簡単に火事に発展してしまうという。
車からたばこを投げ捨て炎上寸前
愛知・江南市で9日午後8時過ぎに撮影されたのは、身近で起きたら“嫌~な事態”だ。

それは画面左から走ってきた車が通った瞬間、道路に火花がパッと散った光景だった。運転手が車から火の付いたたばこをポイ捨てしていたのだ。
自宅前で撮影されたこの光景に、撮影者は「火が燃え移ったりとか、下手すると家が火事になって…自分が出すゴミに対しては責任持って行動してほしい」と怒りを隠せず語った。
ポイ捨てされたたばこが転がる先には、草木が生い茂る庭があり、もし火が燃え移っていたら火事になっていた可能性もあった。
火災原因で最も多いのは「たばこ」
実際に東京消防庁は、たばこ火災の危険性を伝える映像を公開している。

当時、道ばたに置かれた段ボールのそばで、男性がたばこを一服していた。そして立ち去った2分半後、段ボールから白い煙が立ち昇り始め、みるみるうちに火の手が上がっていた。
総務省消防庁によると、2024年、1年間に全国で発生した火災は約3万7000件だった。そのうち原因として最も多かったのがたばこで、その件数は3000件を超えるという。
道路はゴミ箱ではない。ゴミもたばこもポイ捨ては厳に慎むべきだ。
(「イット!」 7月17日放送より)
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