外国人が絶賛 日本流おもてなし

外国人が口々に称賛するのは日本流のおもてなし
10月5日のラグビー日本戦でも、試合終了後に大会ボランティアの人たちが花道をつくり元気いっぱいにハイタッチをしており、外国人観光客も笑顔を見せていた。

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カメラがとらえたのは、大会ボランティアが外国人のファンを道案内する様子だ。

外国人:
電車乗り場はどこなの?

ボランティア:
まっすぐです。

外国人:
まっすぐ上がればいい?

ボランティア:
ええまっすぐです。

ボランティア:
チケットを買ってください。

外国人:
ありがとう。

アジア初のラグビーワールドカップ開催を盛り上げようと、約1万人のボランティ募集に対し、過去最多の3万8000人の応募が殺到した。
ボランティに参加する人に話を聞くと…

ボランティア:
「案内してくれてありがとう」と言われるのが一番うれしいですね。

ボランティア:
笑顔でいないと質問しづらい雰囲気になってしまったりとかもある。いつでも対応するという意思があることを伝えるためにも、笑顔は保つようにしています。

心がけているのは笑顔でのおもてなしだということだ。

外国人ラグビー選手たちをおもてなし

一方、話題となっているのが選手を受け入れる日本各地のおもてなし。
寿司作り」に挑戦しているのは、決勝トーナメントで日本と対戦する可能性のある南アフリカ代表。実は、このおもてなしは鹿児島市が半年前から計画していた。選手たちからもエンジョイできたとの声が上がったという。

またカナダ代表を迎える山口県は、ご当地ならではのおもてなし「そば作り体験」を選手たちに提供した。

カナダ代表メンバー:
とても楽しいそば作り体験でした。

ナミビア代表を迎えた東京・町田市では、一風変わったリス園でのえさやり体験というおもてなしを行っている。町田市がキャンプ地を誘致して、リス園訪問が実現した。おもてなしを受けた選手たちはリラックスして楽しんでいた。

ナミビア代表:
リスたちはすごいね。練習から少し離れられてよかった。

日本流のおもてなしに専門家は

各地でのおもてなしについて専門家は…

スポーツライター 小林信也氏:
ラグビーW杯が成功している理由は、地方の開催地がすごい心を込めてくれた。

ただし2020年に向けてはこんな心配もあるという…

スポーツライター 小林信也氏:
東京はどうしても外国人に慣れているから、ふるさと意識で迎えようみたいなものが少ないのかなと。

元日本ラグビー代表の廣瀬さんに「外国人を受け入れる上で何が大切だと思うか」l聞くと…

元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗さん:
そうですね。まずは、このボランティア自体を楽しむっていうのがすごく大事かなと。
東京は外国人に慣れているということは、逆に外国人の文化を受け入れて違いを楽しむとか、そんなことになると素晴らしいんじゃないかなと思います。

(「めざましテレビ」10月7日放送分より)