13日の山陰地方は、各地で晴れて気温が上がり、鳥取市などでは最高気温が30℃を超え、真夏日となりました。
「梅雨はどこへ行ったのか…」そんな声も聞こえてきそうですが、14日から15日は梅雨空が戻り島根県を中心に大雨に注意が必要です。
鳥取市は、朝から強い日差しが照りつけました。気温も上がり、最高気温は7月下旬並みの32.1℃。ほぼ1週間ぶりに真夏日となりました。
市民:
「暑すぎますね。もう帰りたいです。誠に遺憾ですね」
「暑いですね~」
9日に梅雨入りしたものの、ここまでまとまった雨は降っていません。
花菖蒲が見頃を迎え、初夏の小京都に彩りを添えています。島根県津和野町のメインストリート、殿町通りの掘割には約1000本の花菖蒲。紫や白の花びらが白壁に映えています。
津和野でも真夏日に…花菖蒲に似つかわしい梅雨空はありませんでした。
村上遥アナウンサー:
午後2時の松江市です。堀川遊覧船の観光客は、涼し気な表情を浮かべています。
現在は晴れていて、日差しの届く時間もありました。
一方、週末には天気が崩れる見込みです。
松江市の最高気温は28.8℃、真夏日手前の暑さとなりました。
ただ、梅雨らしからぬ空模様は13日まで。14日は、各地で雨が降り雷を伴う見込みです。
その要因は梅雨前線の動き。
九州付近に延びている前線は、14日になると山陰沿岸付近まで北上し、南から湿った空気も流れ込み活動が活発になると予想されています。
このためこれから15日にかけて各地で雨が降る見込みです。
特に島根県では、大雨となる恐れがあり、場合によっては警報級の降り方になるとして気象台は注意を呼び掛けています。
一方で週明けからはまた梅雨を感じられない天気になりそうです。
週の中頃からは太平洋高気圧が張り出すため、晴れの天気が続くでしょう。
米子では17日に36℃、18日に35℃と猛暑日なると予想されていて、梅雨明けしたかのような厳しい暑さになると予想されています。熱中症に十分ご注意ください。