巨額の不正融資が発覚したいわき信用組合は、無断で口座を使っていた名義人に対し、直接謝罪することを明らかにした。

福島県いわき市のいわき信用組合は、実態のない企業を介した「迂回融資」と一般の預金者の名義で勝手に作った口座を通じた「無断借名融資」を行い、その総額は少なくとも247億に上るとされている。

いわき信用組合は、6月12日ホームページ上で文書を公開し、無断で口座を使っていた名義人に対し、役員が直接金額や経緯について説明した上で、謝罪することを発表した。無断借名融資の対象となった名義人は260人で、いわき信用組合は「すべて残高を処理をし、請求などが及ぶことはなく、信用情報にも影響はない」などとしている。

いわき信用組合は13日午後、総代会を開き、新たな経営陣の体制を決める方針。

福島テレビ
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