雨が降る日に目撃されたのは、梅雨に入り見かける機会が多くなる危険な自転車の“傘差し運転”です。

2026年4月から改正道路交通法が施行されると、傘差し運転には反則金5000円が科せられることになります。

どれだけ危険なのか。
実際に傘差し運転による事故も発生しています。

見通しのいい道路を走る車のドライブレコーダーの映像には、車が交差点を通過したその直後、対向車線の車の間から飛び出してきた傘差し運転の自転車と衝突する様子が捉えられていました。

傘を差した状態で自転車に乗ると視界が遮られやすく、ハンドル操作やバランスが不安定になるため事故のリスクが高く危険です。

JAFが行った検証では、正しい乗り方で赤いパイロンが置かれた位置でブレーキをかけて停止するまでの距離と比べると、傘差し運転をした場合は、自転車が停止するまでの距離が1メートル近くも延びていたのです。

JAF静岡支部・菊池一啓さん:
ブレーキも本来、両手でかけるのを片手でかける。制動距離も伸びるので、絶対にやめてほしい。