アメリカ軍の訓練の移転候補地となっている鹿児島県西之表市の馬毛島について、防衛省による海上ボーリング調査への同意の撤回を求め、漁業者らが種子島漁協理事会に対し、異議を申し立てました。

西之表市の馬毛島をめぐっては、防衛省は島に新たな港を造るため東側の海域でボーリング調査を計画しています。

調査には地元の種子島漁協の同意書が必要で、種子島漁協理事会は9月3日、組合員に賛否を問わずに調査に同意しました。

しかしこれを不服として、調査対象の海域で漁をする西之表地区の組合員らが23日、同意の撤回を求めて理事会に異議を申し立てました。

会は非公開で行われ、「理事会で決めたから撤回できない」とする組合長と、「理事会で決まりましたでは納得できない、撤回してほしい」とする組合員らの話し合いは約3時間にわたり、同意を撤回はしないものの、理事会で改めて調査について協議することが決まったということです。

種子島漁協の浦添孫三郎組合長は「理事会を開いて協議をして、防衛省にもそういう意見があるということは申し述べる。今の時点では撤回しませんよという話です」と述べています。

また、種子島漁協西之表四ヶ浦の三山勝義代表は「申し入れはしてくれるということだったから検討はするということ」と話し、改めて撤回を求める考えを示しました。