28日、米の価格を巡り、国会で小泉農水相が答弁に立ちました。
小泉新農水相:
来週は2000円の備蓄米。そしてその後に、町のお米屋さんや中小のスーパーに5kgで1800円程度、こういった物が並んでいく。
早ければ29日にも引き渡される予定の随意契約の備蓄米。
米価格に注目が集まる中、開店前に行列ができる「にく半 イオンモール土浦店」。
お客さんのお目当ては、お店の看板メニュー「ハンバーグ」だけではありません。
30代:
これは“おかわり”です。今は3杯目です。あと2(杯)ぐらい(おかわりしたい)ですね。
60代:
“おかわり”しました。3~4杯行こうと思います。
このご時世にお客さんが次々とご飯を“おかわり”。
にく半 イオンモール土浦店・萩原勇作代表:
当店は新潟県の魚沼産コシヒカリをおかわり無料で召し上がっていただけます。
米高騰の中、高級ブランド米・魚沼産コシヒカリが食べ放題なんです。
60代:
ハンバーグ食べないでお米ばっか食べてる。(Q.何杯目?)2杯目。正直おにぎりにして持って帰りたい。
60代:
すごく高いお米で、それをおいしく何杯も食べれるのはうれしい。
お客さんにも大好評の“おかわり無料”サービス。
どうしてこんなことが可能になっているのでしょうか。その秘密を見せてもらうと…。
にく半 イオンモール土浦店・萩原勇作代表:
当店では、このような玄米で仕入れて、これを毎日精米機で1時間かけてピカピカの白いお米にしてます。
米を玄米の状態で仕入れ、毎朝お店で精米する手間をかけることでコストを削減しているといいます。
しかも、毎日精米することで、米の鮮度が保たれ、つやつやに炊き上がるといいます。
50代:
素晴らしいと思います、庶民の味方。
30代:
家だと子供たちに譲っているので、自分少なめにして子供たちにおかわりさせてます。(きょうは自分が)食べられるならたくさん食べたい。
来週にも随意契約の備蓄米が2000円程度で店頭に並び始める見通しですが…。
立憲民主党・野田代表:
農水大臣、就任されてから2000円程度と。バナナのたたき売りじゃないんで。
小泉農水相:
人権費の高騰などを踏まえたら、この2000円が生産者の方にとっての適正(価格)ではないと思います。しかし今回、古い備蓄米を出しますので。
来週店頭に並ぶ見通しの備蓄米は2022年産のお米、つまり「古古米」です。
さらに今後、街のお米屋さんやスーパー向けに出されるのは2021年産「古古古米」なんです。
味はどうなのでしょうか。
内田米店・内田幸男代表:
(古古米は)においが違います、香りが違います。古米の場合は、ひね臭いにおいがします。チャーハン、カレー、あとスープカレーとかが大丈夫。白飯として食べるのはどうかなと思うが、加工して入れば絶対わからない。
古古米などの備蓄米は、冷蔵庫の野菜室に入れるなどして保存すると良いとのことです。