多くのパトカーと救急車が駆けつけたのは、東京都世田谷区にある高級住宅街。
9月22日夕方、80代の夫婦が住む家に男2人が侵入し、現金6万5000円などを奪って逃走した。

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男2人が侵入した際の手口、それが…

「ガス点検に来ました」

2人はガスの点検を装って夫婦宅に侵入。

その後「殺すぞ」「金はどこだ」などと脅し、家にあった粘着テープで両手足を縛り、現金などを奪って逃走したのだ。

ガスの点検を装った事件が、今相次いで起きている。

相次ぐ「点検」を装う強盗事件

8月20日には、千葉県松戸市で「ガスを見せて」とガスの検査員を装った男が、80代の男性宅に侵入し現金2万円などを強奪した。

この時も、被害者は粘着テープで手足を縛られた。

犯行グループは男3人組。
犯行時の指示役と実行犯に分かれて犯行に及び、9月に指示役の菅原一哉容疑者と実行犯の外川正明容疑者2人が逮捕された。

外川容疑者は「生活費のためにやった」と供述している。

点検を装う強盗事件は、8月から千葉県で1件、神奈川県で4件、東京都で2件と少なくとも7件確認されている。
いずれも、60代以上の高齢者がいる家を狙っての犯行だ。

警察当局は、手口を真似た複数のグループによる犯行とみて捜査している。

本物は事前に訪問する日を連絡する

Live News it!のスタジオでは…

加藤綾子キャスター:
高齢の方を狙っての事件ということですけど、このガス点検を装った強盗を私たちはどう見分ければいいのでしょうか?

佐々木恭子アナウンサー:
ピンポンと鳴って「ガスの点検ですよ」と言われると、思わずドアを開けてしまいそうになりますが、その辺りを東京ガスに詳しく伺いました。
これを心に留めてください。
”いきなりガスの点検に行くことは絶対にありません”

加藤綾子キャスター:
先ほど佐々木さんが言ったみたいに「ピンポーン!ガス点検です」ということはないということですね

佐々木恭子アナウンサー:
そういう事態はないということなんです。
ただ、事前にアポ電があった事件もあるんです。
8月に起きた千葉県松戸市の例ですが、犯行前に電話があって「お金はありますか」と聞かれた。
これは警察を名乗るケースでしたが、今後ガスの点検会社を名乗る例が出てこないとは限りません

佐々木恭子アナウンサー:
では実際にガスの点検、一体どのように行われているかと言いますと…
まず、”事前に電話で資産状況は絶対に聞きません”
そして、事前に「ガスの点検をしますよ」といったような”予定日や時間帯を書いた紙を配布”します。電話ではありません。

ですから、いきなりガス点検に行くことはないので絶対に対応しないでくださいということです。
万が一「不審だな、何か怪しいな」と思った場合は、身分証の提示をお願いしてください。
あるいは、東京ガスお客様センター(0570ー002211)に電話をかけるなど用心には用心を重ねたいですね

加藤綾子キャスター:
本当の点検の場合は、しっかりと約束をした上でいらっしゃるということですけど、玄関も勝手に押し入れられたりしてしまうわけですから、容易に開けない方がいいですよね

原田曜平さん:
最近スマホ決済とかSNS系の詐欺とかあるけど、すごい原始的ですよね。
東京ガスとか言われるとなんか信じちゃうから、とにかく疑うというのが大事なんでしょうね

加藤綾子キャスター:
関東近県ではガス点検以外にも、電気や消防などの点検作業を装った強盗事件が多発しているということなので、皆さんくれぐれもご注意ください

(Live News it! 9月23日放送より)