気になる話題を「きいて」「みて」。気になる情報をお届けするキキミミ。「5月」は春から初夏にかけて、木々が芽吹き鮮やかな緑色に染まる心地よい季節…のはずですが。

街の人は
「朝起きれなくて、しんどいですね。」
「学校に行きたくなくて。何もしたくなくて、ずっと家に居たいみたいな。」

『5月病』ともいわれるようにこの時期は、ストレスがかかりやすい時期なのです。

仙台内科睡眠クリニック 田中年俊彦理事長
「日本で4月は学校が変わったり学年が変わったり、職場に入ったり職場から異動したりと環境変化が大きく生まれる。そこで、強いストレスが生まれる。皆さんいろいろ努力して頑張るが、うまくいかないことも多い。(徐々に)元気がなくなり学校に行きたくなくなる。職場に行きたくなくなる。誰とも話したくなくなる。これが5月病。ストレスが原因なので、それが解消されれば元気になれると思う。」

そこで、今回のキキミミでは街の人たちにストレス発散方法を伺いました。
(Qストレス発散方法はありますか?)
「めっちゃ食べちゃいます。1日4食とか食べちゃいます。」
「運動とかできればいいのかなと思いますね。運動すると気分は晴れるかな。」

仙台市内でアンケートした結果は以下の通り。(回答数117)
1位 運動をする 21人
2位 大声を出す・歌をうたう 20人
3位 食べる 15人
4位 寝る 14人
5位 友人・家族と話す 10人
6位 音楽を聴く 8人
7位 ゲームをする 6人
8位 買い物 4人
8位 酒を飲む 4人
その他 15人

1位は「運動」。ランニングや筋トレなど体を動かしてストレス発散する人が多くみられました。
この中でまず注目したのは・・?
(Qストレス発散方法はありますか?)
「寝るくらいだと思います。」
「ひたすら睡眠をとるみたいな。ふかふかのマットレスで。」

4位の「睡眠」。
訪れたのは青葉区宮町にある老舗寝具店「ふとんの菅野」。対応してくれた菅野雅之さんは日本睡眠科学研究所認定の「スリープマスター」。いわば“眠りのプロ”です。

伊藤瞳アナウンサー
「スリープマスターとは?」

ふとんの菅野 菅野雅之さん
「スリープマスターというのは、睡眠に関する様々な知識・知見を習得して、多くの方の睡眠のお悩みを解決する資格。この後、実際にお体の計測を行ってどういうタイプがお体を支えるのによい寝具か、をご体験いただきます。できるだけおうちの状況に近づけたいということで(測定には)パジャマを着てお越しになる方もいらっしゃいます。」

パジャマに着替えた伊藤アナウンサー。最高の寝具を探すため、まずは体の計測からです。正面・横と写真を撮って分析し、頭や首・肩・腰の位置などを数値化します。

今回の測定で伊藤アナウンサーの肩の長さが左右で違うことが判明しました。
菅野さんは結果を踏まえ左右にそれぞれ寝返りをうったときの枕の高さも調整してくれます。実際にその枕で寝てみると。

伊藤瞳アナウンサー
「いつも左肩にものすごい重量がかかっていた感覚がありましたが(今は)全然ないです。本当にやわらかくて枕がそっと受け止めてくれるようなそんな感覚です。」
「これだけ寝具を変えただけで体への負担がこんなにも変わるのかと実感することができました。」

菅野雅之さん
「眠りそのものだけではなく翌日からの伊藤さんの活躍を大きくサポートしてくれることになる。」

伊藤瞳アナウンサー
「どんどん活躍していくためにも睡眠。しっかりストレス発散にもなりますもんね。」

5月病を吹き飛ばすストレス発散方法を調査している今回のキキミミ。
次に注目したのは?
(Qストレス発散方法はありますか?)
「歌をうたうことです。あいみょんとか」
「カラオケです。(どんな歌を?)発散するときはONE OK ROCKとか歌いますね」

2位の「大声を出す・歌をうたう」です。
伺がったのは楽器販売の大手「島村楽器」。

伊藤瞳アナウンサー
「こちらに気軽に声を出せるアイテムがあるとうかがったのですが?」

島村楽器仙台長町モール店 高橋奏子さん
「はい、あちらです。」

伊藤瞳アナウンサー
「『防音承ります』と書いてありますが、あちらは?」

高橋奏子さん
「防音室です。売っているんです。中にアップライトピアノが入っていますが扉を閉めていただくとアップライトピアノの音が全然聞こえなくなります。」

伊藤アナがピアノを弾いて実験してみました。すると確かにドアが閉まると音が聞こえなくなりました。大きな音が出る楽器の練習のためにと購入していく人もいるといいます。

伊藤瞳アナウンサー
「ちなみにおいくらなのでしょうか?」

高橋奏子さん
「実は100万円超えてしまいます…。」

紹介した2畳タイプは158万4000円。
さすがに手が出ない、ということでもう一つお手軽なアイテムを紹介いただきました。

高橋奏子さん
「こちらは『ウタエット プロ』という商品で口に当てて思いっきり声を出しても周りにうるさくならないというアイテムです。」

伊藤瞳アナウンサー
「画期的ですね。本当に聞こえなくなるんですか?」

高橋奏子さん
「やってみますか?」

イヤーピースを耳に装着しラッパ状の部分を口に押し当てて密閉することで大声を出してもうるさくならないといいます。実際に伊藤アナが歌をうたってみました。

伊藤瞳アナウンサー
「すごく明瞭にカットされましたね。すべての音が遮断されるというよりは騒音にならなくなるという感じですかね。」

高橋奏子さん
「音圧比で70%カットしてくれる。全てではないがだいぶ聞こえなくなりますね。」

伊藤瞳アナウンサー
「だいぶ叫びましたよ。6年間のアナウンス勤務で鍛えた発声量を使って。自分の一音一音が粒だって聞こえてくるので歌や発声の練習にもなると思いました。」

仙台放送
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