2025年度、JR釜石線(岩手県)と東北本線の一部区間に新たに投入されるハイブリッド車両「HB-E220系」が、5月15日に報道陣に公開されました。
新型車両は2025年の秋以降にデビューします。
15日、報道陣に公開されたのは在来線の新型車両「HB-E220系」です。
この車両はJR釜石線と東北本線の盛岡~花巻間で投入される予定です。
さわやかな緑色のラインが目を引くデザインで、スムーズな乗り降りのため、1両につき6つのドアを設けています。
動力はディーゼルエンジンで発電した電力や蓄電池の電力でモーターを回転させる「ハイブリッド式」で、余分なエネルギーを使わず環境に優しい車両となっています。
増子智絵美記者
「座席は混雑時でも座りやすいロングシートで、優先席は床も含めて色分けされ、わかりやすくなっています」
車内は明るく広々とした空間で、車いすやベビーカーを使う乗客のためのフリースペースのほか、電動車いす用の広いトイレもあります。
また安全面では乗務員に連絡できる非常用の通話装置や、県内の車両で初めての導入となる防犯カメラが設置されました。
JR東日本車両技術センター 柳瀬直仁所長
「お客様に快適性を提供するとともに、より安定した輸送を図っていきたい」
新型車両の営業運転は2025年の秋以降を予定しています。