OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1982年(昭和57年)5月13日に放送された、高松市の映像です。
香川県出身の弘法大師・空海が修業した寺(青龍寺)がある、中国の西安市(長安)に空海記念碑が完成し、除幕式出席のための訪問団が県庁を出発しました。
前川忠夫知事(当時)を団長とする、香川県の訪問団は70人以上いたということで、県庁1階(現在の県庁舎東館)ピロティからバスに乗り込む様子が記録されています。
5月19日の記念碑の竣工式には香川からの出席者ら四国4県から271人が参加したとの記録が残されています。
香川県は西安市がある、中国の陝西省(せんせいしょう)と1994年に「友好県省提携に関する協定書」を結ぶなど、長年交流を続けています。
協定締結から30年を迎えた2024年11月には、香川県の訪問団が現地を訪れ、青龍寺遺跡保管所で、空海が日本に伝えたとされる、うどんの麺などを奉納しています。