準詐欺や窃盗などの罪に問われていた、元佐賀市議会議員の男に対し、佐賀地方裁判所は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、佐賀市議会議員や自治会長を務めていた、佐賀市川副町の川崎直幸被告75歳は、正常な判断ができない状態だった80代女性から、相続金や女性の自宅を売却した代金など現金合わせて4145万円を取ったり、盗んだりした準詐欺や窃盗の罪などに問われていました。

また、自治会長会の会長の立場を利用し、自治会長名義の口座などから46万円を着服したとして業務上横領の罪にも問われていました。
12日、佐賀地方裁判所で開かれた判決公判で、山田直之裁判官は、「自身の社会的な信用や被害者からの信頼を逆手に取り、犯罪が発覚しないよう周囲に立ち回りつつ、高齢の被害者の資産をとことんまで貪り尽くす、周到かつ執拗で、卑劣極まりない態様である」として、検察の懲役8年の求刑に対し、懲役6年を言い渡しました。

サガテレビ
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