地域交通の維持や充実へ手軽な移動手段として期待です。
自治体が主体となって電動キックボードを貸し出す実証実験が、県内で初めて射水市でスタートしました。
実証実験は12日から射水市の太閤山地区を中心に始まり、電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」を活用しています。
*リポート
「これは小杉駅南口前に置いてある電動キックボードです。私もこれを今試してみます」
電動キックボードの利用は16歳以上を対象に事前に専用アプリでの予約や支払い、交通ルールに関するテストの合格が必要ですが、運転免許は必要なく、市民以外も24時間利用可能です。
最長で40キロを走行でき、最高速度は20キロということです。
*リポート
「歩いて約20分の所が約6分で着きました。坂道もスムーズに進むことができました」
太閤山地区の坂道が多く、移動手段が限られているという課題を受け、市と地区の協議会が去年3月から導入に向け取り組んできました。
自治体が主体となっての導入は県内では初めてで、北陸では福井県おおい町に続き2例目です。
*太閤山地区リノベーション計画推進協議会 江尻泰将会長
「太閤山地区の一帯を縦貫して、小回りの効くモビリティで補完できたらいい。お年寄りにもチャレンジしてもらいたい」
電動キックボードは基本料金が400円で、10分あたり100円で利用できるということです。
電動キックボードを利用できる「専用ポート」は、小杉駅南口や歌の森運動公園など6カ所に設置され、あわせて9台が配置されます。
実証実験は10月30日までで、本格導入につなげるか検討されます。