週末行われたプレーオフ準決勝で福岡に見事2連勝し、1シーズンでB1復帰を決めました。
2戦先勝方式で行われているプレーオフ。
B1昇格には、西地区1位で今シーズン4戦全敗と一度も勝てていない福岡に2勝することが条件。
試合前ダビーヘッドコーチは...。
*富山グラウジーズ ダビー・ゴメスHC
「相撲の動画を選手たちに見せる。サイズやどちらが強いというのは関係ない。どれだけ気持ちで勝てるかが大事」
体格で劣っても気迫で勝つ。
相撲の精神を取り入れたグラウジーズはその言葉の通り、10日の第1戦から「気迫」を見せつけました。
福岡のインサイドの要、ジョシュア・スミスの動きを封じて失点を抑え、さらに宇都がチーム最多の20得点の活躍をみせ、84対77で競り勝ちました。
そして勝てば1シーズンでのB1復帰が決まる、11日の第2戦。
富山市のパブリックビューイング。
ブースターおよそ350人が声援を送りました。
*ブースター
「最後のB1に決まる瞬間をこの目で見届けたい」
第2戦もグラウジーズが序盤から気迫で圧倒します。
アーロン・ホワイトや宇都、そしてチーム最多の33得点を挙げたトーマス・ケネディ。
「速いバスケ」で得点を重ね、9点リードで試合を折り返します。
しかし、後のない福岡は後半、スミスやランダルの猛攻。
グラウジーズ、一時2点差まで詰め寄られます。
最終第4クオーターまで一進一退の攻防が続きます。
最後に流れを引き寄せたのはこの試合、ダブルダブルの活躍をみせた田中晴暎。
最後まで気迫で勝った富山が福岡の追い上げをはねのけ、グラウジーズは104対95で勝利、2連勝で悲願の1シーズンでのB1復帰を決めました。
*ブースター
「うれしい、最高。グラウジーズありがとう」
「富山らしさがあってよかった。あと2戦、優勝目指して頑張ってほしい」
B1復帰を果たしたグラウジーズは、今週末B2優勝をかけ同じくB1昇格を決めたアルティーリ千葉とアウェーで対戦します。