駐車違反や信号無視など、比較的軽微な交通違反をした時に渡されるのが、いわゆる「青切符」です。

刑事処分が科される「赤切符」とは違い、反則金を収めれば刑事処分が免除される仕組みになっています。

現在はこの「青切符」、現在は自動車やバイクが対象となっていますが、2026年4月からは自転車でも取締りが始まります。

そこで12日朝、鹿児島市では反則金についての周知や、安全な自転車の利用を呼びかけるキャンペーンが実施されました。

呼びかける警察官
「車と同じように自転車で違反をすると反則金が発生するようになりますので気をつけてください」

12日午前7時半ごろのJR谷山駅です。

駐輪場付近では警察官が通学中の生徒たちに、自転車での危険行為について注意を呼びかけるチラシを配っていました。

警察庁は、相次ぐ自転車による悪質な違反や事故の防止を目的に、自転車の交通違反に対しても反則金を支払わせる、いわゆる「青切符」による取締りを2026年4月1日から始める方針を示しています。

16歳以上が自転車を運転していて、スマートフォンなどを使いながら運転する「ながら運転」や信号無視など、113種類の交通違反に該当した場合、反則金支払いの対象となるということです。

12日の呼びかけは、この方針を受けて自転車の利用者に交通安全への意識を高めてもらおうと、県警が実施しました。

県警交通企画課・澤村麻弥 課長補佐
「交差点での出合い頭の事故が多いので、一時停止標識はしっかりと止まってほしい。止まっただけではなく、左右の安全確認して進行して事故を防いで欲しい」

自転車の「青切符」の対象となる違反の反則金は、「ながら運転」なら1万2000円、信号無視なら6000円などとなっています。

鹿児島テレビ
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