シラスの不漁が続く中、漁を中断している静岡県静岡市駿河区の用宗漁港で5月12日朝調査が行われました。再開の見通しは立っていないということです。
若山悠介 記者:
午前6時半の用宗漁港です。シラスの調査のため次々と船が出港していきます。
県内では黒潮の流れの影響などによりシラスの不漁が続いていて、静岡市駿河区の用宗漁港でも5月7日を最後に漁ができていません。
12日は漁を中断して以降はじめて調査を行い、約1時間かけて沿岸部から沖合までにシラスがどのくらいいるか調べましたが、漁の再開は見送りとなりました。
漁師:
全然ダメですね、いない。いるのはイワシばっかりです。自然のことなので誰にもどうすることもできないので耐えるしかないですよね。
県内7つの漁港では11日までの水揚げ量が前の年と比べ約4割減少していますが、原因とみられる黒潮の流れは終息し不漁が解消されるのではと期待もされています。
清水漁業協同組合用宗支所・増田新 支所長
このまま1年通すことはないのかなと思いますので情報を気にしていただいて、たくさん獲れる時が必ず来ると思いますのでお待ちいただければと思います。
用宗漁港では19日にも調査を行い漁の再開に向けて検討していく方針です。