千葉・富里市で3月、三井洋一容疑者(49)が急ブレーキや逆走などの危険なあおり運転を繰り返し、9日に逮捕された。被害者は以前から同様の被害があったと話すが、三井容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認。警察は余罪の有無も含め捜査を進めている。

急停止を繰り返す悪質あおり運転

前をふさいで通せんぼした後、さらに威嚇するように逆走する車。
この車は3月、執拗にあおり運転を繰り返して走り去ったが、2カ月経った今、急展開を迎えた。

この記事の画像(21枚)

千葉・成田署で9日午前8時半過ぎ、まっすぐにカメラの方を見つめ歩く男は、いわゆる“あおり運転”をした疑いで逮捕された自称・無職の三井洋一容疑者(49)だ。

3月3日午前7時半過ぎ、千葉・富里市の国道で、三井容疑者が危険な運転を繰り返す様子をドライブレコーダーが捉えていた。

撮影者の前を走っていたシルバーの軽自動車は、車線変更をしたかと思いきや、突然急ブレーキを踏んだ。

撮影者はギリギリで衝突を免れ、車線を変えて進もうとしたが、三井容疑者はクラクションを鳴らしながら再びドライバーの前に立ちふさがると、急停止を繰り返してきた。

その後、走り去ったかと思われたが、悪夢はこれで終わりではなかった。

信号の色が青に変わり直進しようとすると、三井容疑者の車は、撮影者の前に立ちふさがり進路を妨害

「行かせないぞ」と言わんばかりに通せんぼしてきたのだ。

すると、今度は目の前を猛スピードで蛇行運転する。さらに、今度は逆走を始め、ドライバーの方を目がけて突っ込んでくる。その後、三井容疑者が運転する車は、走り去って行った。

容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認

あれから2カ月経った7日、警察が三井容疑者を逮捕した。当時、あおり運転を受けた撮影者はこう話す。

あおり運転を受けた撮影者:
あれだけのことをされてますし、知り合いも同じ車に被害があったりしてたので、一安心かなというところですかね。

三井容疑者は、調べに対し「身に覚えがない」と容疑を否認している。警察は余罪についても捜査を進めている。
(「イット!」5月9日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(21枚)