帝国データバンクによると、鳥取市のワイヤーハーネス製造業者「エイコー電機」が、4月18日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。
コロナ禍の本店の移転集約や大手企業からの受注減などが響いた結果で、負債は約4000万円の見込みです。

エイコー電機(鳥取市賀露北)は、2014年5月に設立されたワイヤーハーネス製造業者で、鳥取県内2か所に工場を設置し、配電盤内の配線、電子部品関連の組み立てなどを手がけ、2019年4月期には年売上高約2500万円を計上していました。
しかしその後は、大手企業からの受注減に加え、コロナ禍の影響で2021年10月に本店を移転集約したこともあり、2022年4月期の年売上高は、約1500万円にとどまり、収益性も低迷していたということです。
新規顧客の開拓を進め2024年4月期の年売上高は約1600万円を確保したものの、業績の回復は鈍く、借入金の返済も負担となり、先行きの見通しが立たなくなったということで、4月18日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受けました。

TSKさんいん中央テレビ
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