カナダ西部のバンクーバーで車が群衆に突っ込み、10人以上が死亡した事件で、現地当局は運転手の男を殺人の罪で訴追しました。
26日夜、バンクーバーで開かれていたフィリピン文化を祝うイベントの会場にSUVが突っ込み、5歳~65歳の11人が死亡、20人以上がけがをしました。
車はイベント終了直後、まだ数百人が残っていた会場に突っ込んで次々と人をはねたということで、重傷者も含めると死者はさらに増える恐れがあります。
現地当局は27日、車を運転していたバンクーバー在住の30歳の男を殺人の罪で訴追しました。
男は過去に精神的な問題を抱えていたということで、警察は「テロ行為ではない」としています。
バンクーバーの日本総領事館によりますと、これまでに日本人が巻き込まれたとの情報はありません。