今年2月に閉店したイオン仙台店が入っていた仙台市中心部の読売仙台ビルなどについて、読売新聞と東急不動産は建て替えを行い、新たに複合施設を建設することを明らかにしました。
これは4月23日、ビルを所有する読売新聞東京本社と、ともに建て替えを進める東急不動産が明らかにしたものです。2社によりますと、青葉区の読売仙台ビルと、隣接する新伝馬町中央通りビルは、築50年ほど経過し老朽化していて、一体的に建て替えることで、協定を結んだということです。
新たなビルの敷地面積は約5200平方メートルで、地上10階以上となるビルには、商業施設やオフィス、ホテルなどが入る見通しです。
読売新聞東京本社不動産センター 恒次徹センター長
「仙台の中心部に新たな価値を創造できるように知恵を出し合って協力を進めていきたい」
この建設計画には仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の制度も活用され、オープンスペースも整備することで、新たな交流拠点となることも期待されます。ビルの解体作業は5月から始まり、2029年度の完成を目指すということです。