人気急上昇中のお笑い芸人「エバース」の初の全国単独ツアーが先週の仙台公演から始まりました。ボケ担当の佐々木さんは宮城県登米市出身です。ファンを沸かせた“凱旋ライブ”に密着しました。
「おはようございま~す」会場に颯爽と現れた2人。お笑いコンビ「エバース」、ボケの佐々木隆史さん(32)とツッコミの町田和樹さん(32)のコンビです。
結成から10年目となる今年、初めて全国6都市をまわる単独ツアーを企画。ツアー初日を佐々木さんの故郷で迎えることになりました。
記者リポート
「入場開始と同時に多くのファンが集まりました。グッズ販売には長い列ができています」
去年のM-1グランプリで決勝に進出し人気急上昇中!このライブもチケットは千人分が即日完売しました。
仙台市から
「いつもラジオを聞いているんですけど、二人のやり取りがおもしろいのと、ネタがすごくおもしろいので、楽しみです」
富谷市から
「今就活生で疲れていたんですけど、このお笑いのライブのためにやってきて。(ライブが)あってよかったなって」
長野県から
「わざわざきょう長野県から来ていて、車で6時間くらいかけてきたので。今まで見た中で一番面白くて、一番好きな芸人なのですごく楽しみ」
ボケの佐々木さんは登米市出身。大崎市の古川学園高校で、甲子園を目指して野球に明け暮れました。3年生の時にはキャプテンを務め、仙台放送のインタビューに答える姿が残されていました。
高校3年時の佐々木隆史さん
「初戦から厳しい相手になっていくんですけど、一戦一戦しっかり集中して、優勝目指して頑張りたいと思います」
佐々木さん:野球やってた日々がどんな日々だったか?まあ…青春…?
町田さん:あの頃があったからとかあるだろ何か!
どこまでが本気で、どこまでがボケなのか。シュールな芸風そのままに答える佐々木さんですが、それでも…
佐々木隆史さん
「野球やっていた時ってやっぱり緊張する場面とかめっちゃ多いですけど、今も戦いとかやらなきゃいけないとか、ここでひと踏ん張り頑張らなきゃ成功できないみたいなのは、結構、野球やってた頃に近いものがある」
野球に打ち込んだ高校時代の経験はやはり佐々木さんの原点になっているようです。この日は7つのネタを披露。満員のお客さんを前に爆笑をかっさらいました。
仙台市から
「泣きました。泣くほど笑いました。ボケもツッコミもおもしろかったです」
秋田県から
「単独ライブだったので、またひと味違ったエバースが見られてとてもよかったです」
仙台市から
「地元ということで最初に仙台選んでくれてうれしかったし、地元でこんなにおもしろいライブをやってくれるの本当にうれしい」
佐々木さん:すごく楽しくやらせていただいて。
町田さん:お客さんも温かいお客さんで。だいぶ盛り上げられたかなと。
佐々木さん:地元の凱旋ライブだったので大成功だったんじゃないかな。
コンビ初の単独ツアーで幸先のいいスタートを切った2人。ネタなのか本音なのか、2人らしいやり取りで宮城への思いを話してくれました。
町田さん:M-1チャンピオンとかもサンドさんは取っていますし、そこに一旦並んで、まだ一回決勝行っただけなんでね。本当に優勝とかして喜んでもらいたい。
佐々木さん:誰に?
町田さん:宮城の方々に。
佐々木さん:あ~喜ぶんですかね?僕らが優勝して。
町田さん:多少は!そういう人もいるんじゃない?
佐々木さん:盛り上げていきたいですね宮城県を。どうしても田舎じゃないですか。少しでも自分たちの力で盛り上げて過疎化を止めたいですね。