菅内閣は、発足から一夜明け、17日から本格始動している。

16日夜の会見で、菅首相が、河野行革相に指示したと明らかにした「縦割り110番」。
その狙いについて、国会記者会館からお伝えする。

行政改革と規制改革を政権のど真ん中に位置づける菅首相は、信頼する河野行革相に実務を託し、周辺には「霞が関は戦々恐々としているだろう」と語っている。

河野行革相「もういろんな人がいろんなこと言ってきてくれますので、もう始まってるようなものだと思います」

菅首相が打ち出した「縦割り110番」は、複数の省庁が管轄するダムの事前放流の権限一元化に加え、和牛をめぐる対応がヒントになっている。

和牛は、食肉加工施設の認可が厚労省で、輸出は農水省と、2つの省庁にまたがることで手続きが滞り、輸出の認可まで2年以上かかるなどしていたが、業者の通報を受け、菅首相が官房長官時代に、農水省の権限を強化し、手続きを迅速化させた例がある。

今後は、国民からメールなどで、縦割りの弊害を指摘してもらう考え。

菅首相は、周辺に「行政の目詰まりを全部探させ、1カ月ごとに報告をさせようと思っている」と語り、強い意気込みを示している。