試験操業で水揚げされた魚のセリが行われた福島県いわき市の『沼之内漁港』。

関係者は補償が不透明なまま処理水が海洋に流されれば、復興途上の漁業が深刻な影響を受けることを懸念している。

漁業関係者:「ある程度の値段で売れているけど、海洋放出をやった時に値段がどう変わっていくのかそういうのが一番心配している。あくまでも基本は放流はダメ、で万が一万が一、そういう時には、補償の方もしてもらわないと、みんな大変な事になる」

一方で、海産物などを扱ういわき市の観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」は…

いわき市観光物産センター・増子裕昭専務:「観光バス、修学旅行のバスは再開、来てるんですよね」

新型コロナウイルスの影響でおよそ1ヵ月半休業を余儀なくされ、感染症対策を講じて6月に再開したが、まだ客足は戻っていない。

いわき市観光物産センター・増子裕昭専務:「土日については去年のやはり7割、平日はやはり観光バスが少ないので、5割弱になってますけども。(観光業は)かなり疲弊してますんで、追加の経済対策というのをどんどん出して頂きたいなと思っております」

厳しい状況が続く中で、処理水の海洋放出が追い打ちをかける形にならないか、議論の行方を注視している。

いわき市観光物産センター・増子裕昭専務:「売上げを伸ばしていきたいという思いは凄く強くありますんで、それに水を差さないで欲しいという事ですよね。風評被害を広げないで、よく考えて舵を取って頂きたいなと思いますね」