自民党の菅総裁は16日午後、第99代の首相に指名され、その後、新内閣を発足させる。

注目されていた官房長官には、菅氏のもとで官房副長官を務めた加藤勝信氏が就任する。

また防衛相には、安倍首相の弟の岸信夫氏が初入閣。

そして、新たに設けられた万博担当相には、井上信治氏が起用される。

新内閣誕生を控えた16日朝のそれぞれの表情を取材した。

16日午前7時ごろ、緑の中をワイシャツ姿で歩いていたのは、菅義偉総裁。

菅氏は、健康維持と頭の中の整理のために毎朝行っている散歩を16日も欠かさず、歩行者に手を上げてあいさつする場面も。

およそ40分間の散歩を終えると、やや硬い表情で、首相官邸に入った。

菅氏の女房役の官房長官に内定した加藤厚労相は、認証式で着用するモーニングを片手に自宅を出て、意気込みを語った。

加藤厚労相「大変な大役ではありますし、前任の菅新総裁、大変素晴らしい実績を残されてきた。それをしっかりと継いでいきたい」

行革担当相として、菅内閣の規制改革の先頭に立つ河野防衛相は、「コロナ禍でも日本がしっかり前に動けるように、力をあわせて頑張っていきたいと思う」と述べた。

今回、防衛相として初入閣する安倍首相の弟の岸信夫元外務副大臣は、祖父の岸信介元首相や父の安倍晋太郎元外相の仏壇に手を合わせた。

岸元外務副大臣「これからも見守ってほしいと。祖父も一時、防衛庁の長官をやっていた。そんなことも含めて、しっかりと働いてくる思いです。(安倍首相からは何と?)まあ頑張ってということですね」

一方、新設される万博担当相として初入閣する井上信治衆議院議員は、15日夜、菅総裁からかかってきた入閣内定の電話の着信履歴を見せてくれた。

井上衆院議員「ベッドに入ったんですが、興奮もあったんで眠れなかった。万博という本当に明るい話ですから、これはとにかく成功させて、今コロナで、日本でもちょっと空気がよくないですけど、明るくなれるようにと」