16日に発足する菅内閣の顔触れが固まった。

菅新総裁「この度、第26代自民党総裁に就任した菅義偉です。国民の皆さんに信頼される政府を作り上げていきたい」

“国民に信頼される政府”を目指す、菅義偉新総裁。
15日、その顔触れが明らかになった。

党運営の中心となる自民党役員。

幹事長には二階俊博氏(81)、総務会長には佐藤勉氏(68)、政調会長には下村博文氏(66)、選対委員長には山口泰明氏(71)。

また、森山裕国対委員長(75)は続投し、5つの幹部ポストに就いたベテラン議員の平均年齢は、72.2歳。

総裁選で支援を受けた5派閥から1人ずつ起用した、派閥均衡形の顔触れがそろった。

自民党中堅議員からは、「派閥に配慮した配置そのものですね。もう少しカラーを出してくると思ったんだけどね」との声が聞かれた。

16日に発足する“菅内閣”の人事も固まった。

官房長官に内定した加藤勝信厚労相「さきほど菅総裁とお会いして、今度の政権の中で、ぜひ官房長官をというお話をいただいた。(今の気持ちは?)大変な重責だから、7年8カ月、菅長官が本当にすばらしい長官ぶりを発揮されています。それに比肩することはできないと思うけど、自分なりに頑張っていきたいと思う」

菅氏の後任として注目された官房長官のポストには、加藤勝信厚生労働相の起用が内定。

就任会見で、官房長官は「総合的に力のある人」と語っていた菅氏にとって、加藤氏は、安倍政権で副長官として自らを支えてくれた人物。

閣僚経験者からは、「菅さんが霞が関に直接にらみをきかせ、加藤さんは首相の意向通りに完璧に仕事をこなす、絶妙な人事という感じだね」との声が聞かれた。

実務型の加藤氏を起用しつつ、政策の大きなかじ取りは、菅氏自らが陣頭指揮を取るものとみられている。

加藤氏の後任の厚労相には、石破派の田村憲久元厚労相(55)の起用を内定。

また、安倍首相の弟の岸信夫元外務副大臣(61)を防衛相として初入閣させ、河野太郎防衛相(57)は、行革相に横滑りする。

総務相は武田良太国家公安委員長(52)、後任の国家公安委員長は小此木八郎元国家公安委員長(55)、また、法相は上川陽子元法相(67)の起用が内定した。

新設する万博相は、井上信治衆院議員(50)が初入閣。
デジタル相は、平井卓也元IT相(62)が再入閣する。

初入閣組では、さらに農水相に野上浩太郎元官房副長官(53)、復興相に平沢勝栄衆院議員(75)、一億総活躍相に坂本哲志衆院議員(69)の起用が内定した。

また、麻生副総理兼財務相、茂木外相、小泉環境相、西村経済再生相、梶山経産相、萩生田文科相、公明党の赤羽国交相、橋本五輪相は続投する。