16日の内閣発足に向けた人事で、自民党の菅総裁は、安倍首相の実弟の岸信夫元外務副大臣を防衛相として初入閣させる方針を固めた。

閣僚人事では、これまでに、加藤勝信厚生労働相の官房長官への起用が内定している。

また、麻生副総理兼財務相、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣、公明党の赤羽国土交通相の続投が固まっている。

菅総裁は、新たに岸信夫元外務副大臣を防衛相に起用する方針を固めた。

岸氏は安倍首相の実弟で、続投が固まっている茂木外相とあわせ、安倍政権の外交・安全保障政策の継承を、内外にアピールする狙いがあるものとみられる。

さらに、萩生田光一文部科学相の再任も固まった。

河野防衛相は、別の閣僚ポストに横滑りさせる案が検討されている。

官房長官に内定した加藤厚労相の後任には、田村憲久元厚労相の起用が有力視されている。

また、上川陽子元法相を再入閣させる方向で調整が進められている。

二階派の平沢勝栄議員と、石原派の坂本哲志議員は初入閣する見通し。

菅新総裁「国民のために働く内閣を作っていきたいと思います」

一方、菅総裁は15日、臨時総務会に新しい党役員人事を諮り、了承を得た。

二階幹事長と森山国対委員長が続投し、総務会長に佐藤勉元総務相、政調会長に下村博文選対委員長、そして後任の選対委員長に、山口泰明衆議院議員が正式に就任した。

二階幹事長「党一丸となって新総理をお支えし、国民のための政治を行ってまいりたい」

二階氏は再任の記者会見で、党役員人事について、「派閥均衡型の人事ではないか」と指摘されたことに対し、「論功行賞なんてありません」と述べた。

二階氏は、「われわれは菅総裁を一生懸命支持したが、論功行賞で仕事や役割をいただくくことなど期待していない」と強く反論した。