人気お笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実(44)さんが設立した個人会社が、東京国税局より所得隠しと申告漏れを指摘されていたことがFNNの取材で分かった。その総額は2018年までの7年間で合計約1億2000万円に及ぶという。

3年間収入を未申告…追徴税額は総額約3400万円の見込み

徳井さんは、幼なじみの福田充徳さんとチュートリアルを結成後、2006年に「M-1グランプリ」で優勝したほか、「吉本男前ランキング」では3年連続1位を獲得し、殿堂入りを達成。お笑いにとどまらず、タレントとして活躍の場を広げてきた。

今回問題となったのは、その受け取るギャラの扱い方。徳井さんは所属先の吉本興業から支払われる出演料などを、10年前に設立した個人会社「チューリップ」を通して受け取っていた。

その税務処理の中で、私的な旅行、洋服、アクセサリーの代金を必要経費として計上していたとされている。

東京国税局はこうした私的な支払いを経費として認めず、約2000万円の所得隠しを指摘

また、2016年から2018年までの3年間、徳井さんは収入約1億円を全く申告していなかったという。追徴税額は重加算税などを含めて約3400万円に上るとみられている。

徳井さんが引き起こした騒動に対し、街の人からは「サラリーマンとかの場合はきっちり引かれてしまうので、憤り感はあるかもしれない」「真面目に働いている人がたくさんいるから、そういう中で目立つ人がそういうことをやってるとやっぱりあんまり印象が良くないですよね」と厳しい声が飛んだ。

所属事務所は事実関係を確認中で、徳井さんはすでに修正申告と納税を済ませている。

刑事告発には至らず、税理士がいれば防げたとの指摘も

加藤綾子キャスター:
東京国税局が指摘をした時、徳井さんはどういう反応だったのですか?

フジテレビ司法クラブ・尾瀬真澄キャップ:
通常、税務調査には職員が実際に出向いて調べる。その際に国税から指摘を受けた徳井さんは申告に素直に応じたということです。特に「これは自分の所得ではない」などと否定したり、隠したりする素振りがみられなかったため、刑事告発するような強制事案にはなりませんでした。

加藤綾子キャスター:
悪意がなさそうだった、ということですよね。徳井さんは“吉本”のイメージが強いんですが、個人で設立した会社を通して(ギャラを)もらっていたということなんですよね。

佐々木恭子アナウンサー:
徳井さんほど、テレビで日々お顔を見かける売れっ子の方の場合ですと、年間の収入も数千万なのか、いずれにしても多額だったと思います。そういったケースの場合、個人で報酬をもらって確定申告をするよりも、会社を設立すると税金を半分近くに減らせる場合がある(個人の場合、所得税が最大約45%に及ぶ。会社設立した場合、法人税は23.2%と半減する)んです。これ自体問題がないことですので、芸能人やスポーツ選手などは個人で会社を設立する方も多いそうなんです。

加藤綾子キャスター:
徳井さんの場合、それだけの収入があるとみられるんですけれども、それで税理士を付けていなかったんですか。

フジテレビ・社会部司法クラブ 尾瀬真澄キャップ:
状況からいうと、付けていなかった可能性があります。税務調査で指摘できる期間が最大で7年ですけれども、今回は3年の無申告とその前の4年間をさかのぼっての調査で指摘しています。その期間だけを見ても納税意識が低いといえるんですけれど、もしきちんと税理士が付いていたらこのようなことはなかったとみられます。

加藤綾子キャスター:
今後の芸能活動への影響というのはどう思われますか。

社会学者・古市憲寿氏:
もともと印象がいい人ですからね。もともと印象が悪い人やお金に汚そうな人が、こういうことを起こしても「そうだね」ってことかもしれないですけども。「イケメン」とか、街のイメージもよかったらしいんで、なんかダメージがあるんですかね。

現在、徳井さん本人のコメントはまだ発表されていない。

(「Live News it!」10月23日放送分より)