鳥取市の大手飲食チェーン「すき家」で、客に提供したみそ汁の中にネズミが混入していた問題で、すき家はその原因について3月27日、みそ汁の具材を入れたお椀を保管していた冷蔵庫のゴム製パッキンにできたひび割れからネズミが侵入した可能性が高いと発表しました。

ネズミが混入していたのは、鳥取市の「すき家」鳥取南吉方店で、1月21日午前8時ごろ、客が食べる前にみそ汁に異物が混入していることに気が付き、従業員と共に確認しました。
そして保健所に相談した上で一時閉店し、衛生検査やネズミの侵入経路とみられる建物のひび割れ対策などを講じたとしています。

これに合わせ、店内カメラの映像を確認した結果、大型冷蔵庫のゴム製パッキンにひび割れがあり、ここからネズミが侵入し、一時保管していたみそ汁のお椀に混入した可能性が高いと結論づけています。
また映像から、ネズミなどの異物が鍋に混入する様子は確認されなかったほか、混入したネズミを調べた結果、加熱されていなかったことから、科学的な視点からも鍋に混入した可能性は著しく低いとしています。

すき家では、今回の問題を受けて全店舗で商品提供前の目視確認の徹底。従業員の衛生教育の再実施などにあたるとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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