27日の山陰地方は、各地で初夏のような汗ばむ暑さになりました。松江市と鳥取市では、平年より2日早くソメイヨシノが開花しました。
この春の便りで、すんなりと春本番へと進むかと思いきや…28日からは冬に一歩、二歩逆戻りです。
最高気温をおさらいすると、浜田で28.6℃と30℃に迫る暑さでした。
このほか松江27.4℃、米子28.0℃など、2カ月も3カ月も季節が進んだ記録的な暖かさ、または暑さでした。

その要因は、日本海を進んだ低気圧で、山陰地方に南風が吹き込みフェーン現象が起きたためです。
一方、この低気圧とそこから延びる前線が移動し、天気は一変します。山陰地方でも雨が降り、雷を伴うこともありそうです。

気象レーダーです。
西から前線や湿った空気に伴う雨雲が接近、すでに島根県を中心に雨を降らせています。
春の厄介者「4K」の「花粉」、「黄砂」、「強風」、「乾燥」のうち、空気の「乾燥」した状態は解消される見込みですが、別の「K」…「雷」に注意が必要です。
そして29日にかけて、一時的に冬型の気圧配置になるため天気はぐずつくでしょう。
30日日曜日には天気が回復しますが、肌寒い日が続くでしょう。花見には暖かい服装でお出かけください。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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