福井県内最大規模の書道団体・日本墨書会を代表する作家たちの作品を集めた書道展が、福井市の県立美術館で開かれています。
日本墨書会の選抜書道展は2年ごとに開かれていて、会を代表するベテラン作家100人が「生命沸騰」をテーマに渾身の書を出品しました。
隷書や行書といった書体や仮名を使ったものなど、多彩な約100点が並んでいます。
最高賞を獲得した大西秋甫さんの作品。中国・唐時代の漢詩の一節を揮毫したもので重厚な筆圧や3文字ずつ6行で並ぶ文字のバランスが高い評価を受けました。
また、広く書の魅力を感じてほしいと古典的な漢詩だけでなく近代詩を揮毫した作品もあり、中には北陸新幹線の県内開業への期待感を筆でしたためた作品も展示されています。
書道展は3月30日まで福井市の県立美術館で開かれています。