石破首相は来日中のブラジルのルラ大統領と会談し、多国間主義を強化する方針のもと安全保障分野での協力を強化することを確認しました。
石破首相:
国際社会が対立と分断を深める中、ルラ大統領と平和・多国間主義強化に関するパートナーシップを立ち上げ、安全保障・防衛などの分野で対話・協力を強化していくことを確認した。
石破首相とルラ大統領は、安全保障分野での協力の強化で一致したほか、ブラジルのバイオ燃料と日本の高性能技術を活用し、自動車分野の脱炭素化で世界をリードしていくことを確認しました。
現在、安全面の懸念から日本が輸入を禁止しているブラジル産牛肉については、解禁を求めるブラジル側の要請をふまえ、石破首相が「次のステップに向けて、情報収集を目的とする専門家を派遣する」との方針を伝えました。
また、両国の首脳が相手国を2年ごとに交互に訪問する方針を確認し、官民合わせて80件に上る協力覚書の署名も行われました。