伊達政宗騎馬像の試作品と考えられてきた「石こう像」が展覧会のために制作された作品だったことが分かり、宮城県岩沼市はこの像を有形文化財に指定しました。
文化財の指定を受けたのは、竹駒神社の馬事博物館に収蔵されている「伊達政宗騎馬石膏(せっこう)像」です。3月25日は神社の宮司に文化財の指定書が手渡されました。
この石こう像は、柴田町出身の彫刻家・小室達氏が1935年に仙台城跡へ建立した「伊達政宗騎馬像」の試作品と考えられてきました。しかし、神社の調査により、小室氏が展覧会に出展しようと制作していたことが分かり、文化的価値が高いと再評価されました。
竹駒神社 村田守広宮司
「貴重な文化的財産が評価され、市の有形文化財に指定されたのは大変ありがたい」
神社では4月以降、一般公開を検討しているということです。