脱炭素社会の実現に向け、水素エネルギーの利用を促進しようと、おおい町に水素の製造や供給を行う実証施設が完成しました。作られた水素の一部は、4月に開幕する大阪・関西万博で運行する「水素燃料電池船」の燃料として利用されます。
      
水素を製造・供給できる実証施設、水素ステーション「おおいうみんぴあ」です。
  
県やおおい町、水素の活用を目指す県内企業などでつくる「ふくい水素エネルギー協議会」が連携して設置し、県内の原子力発電所で作った電気を利用して水を電気分解して水素を作ることができます。
   
25日は竣工式が行われ、関係者らが燃料電池自動車に水素を充填しました。このステーションでは、一日に最大で約20キロの水素を作ることができます。
  
今後、出来上がった水素の一部は、4月に開幕する大阪・関西万博で運行する「水素燃料電池船」の燃料として供給されます。

福井テレビ
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