大阪・関西万博の開幕が4月13日に迫る中、会場内に「関西パビリオン」が完成し、この中にある「鳥取県ゾーン」が23日にお披露目されました。鳥取の魅力をぎゅっと詰めた「鳥取県ゾーン」を体感です。
23日にお披露目されたのは大阪・関西万博で鳥取の魅力を発信する「鳥取県ゾーン」です。
鳥取県・平井知事:
ここにくれば鳥取にひとっとり(ひとっとび)。ぜひ楽しんでください。
作野俊介記者:
鳥取県ゾーンでは、鬼太郎やコナン君などが出迎えてくれ、この奥に広がるのが無限砂丘です。
出迎えてくれる3体の像。「漫画王国とっとり」を象徴する県出身の3大漫画家である水木しげるさん、青山剛昌さん、谷口ジローさんの作品に登場するキャラクターです。入口には、3人の作品紹介や海外で出版された漫画本などが展示されています。
そしてメイン展示が、鳥取砂丘を再現した「無限砂丘」です。
作野俊介記者:
こちら無限砂丘ですが、鳥取砂丘の砂が敷き詰められています。歩いてみるとフワフワしていて本当の砂丘を歩いている感じです。
広さ約50平方メートルの六角形の空間に敷き詰められたのは、約7トンの鳥取砂丘の砂。周りを鏡で囲み、無限に広がるような鳥取砂丘を再現しました。
作野俊介記者:
無限砂丘では、この「虫眼鏡型デバイス」を使って、とっとりの魅力を探索することができます。
巨大な虫眼鏡の形をしたデバイスを砂にかざしながら歩き回ると、県内のおすすめスポットやグルメなど100種類以上の情報が表示されます。
作野俊介記者:
皆生温泉が出ました。気分は探偵!砂丘内を探索する楽しいアトラクションです。
体験した人には、県内で使えるデジタルクーポン付きの認定証が贈られます。
そしてもうひとつ、無限砂丘で体験できるのが…砂の上で繰り広げられるプロジェクションマッピングです。砂丘の風紋や打ち寄せる波、満点の星空など鳥取の大自然が幻想的な映像で表現されます。
鳥取県・平井知事:
万博は、それぞれに良い所がいっぱいあって、行ってみたい所があると思うが、ここに立ち寄っていただいて、少し遊んで頂くだけでも鳥取に行ってみたいな、鳥取のもの食べてみたいなとなっていただければと願っている。
関西パビリオンには鳥取のほかにも、滋賀、京都、兵庫、福井など全部で9つの府県が出展。福井では、暗闇の中でライトを当てると恐竜の化石を発掘できるアトラクション。また滋賀では、映像と連動した光のアートで琵琶湖の自然を表現。各ゾーンでそれぞれ地元の魅力を生かした展示が用意されています。
大阪・関西万博は4月13日に開幕。鳥取県の魅力の発信による県内への誘客のつながりに期待が膨らみます。