アジア最大級の家電の展示会。主役はAI搭載のスマート家電です。
「お好み焼きはどうやって作るの?」と話しかけると、お好み焼きの作り方を教えてくれるエアコンに、きらきら光る派手な洗濯機。
20日から中国・上海で開催されているアジア最大級の家電展示会「AWE2025」。
世界中から1000社以上の家電メーカーが参加し最新技術がお披露目されるこのイベントは、4日間で36万人を超える来場者が見込まれています。
中国の国営メディアによると、中国での2024年の家電の売り上げは、前の年と比べて12.3%増え、過去最高に。
そんな中国の家電業界の主流は、AI搭載のスマート家電です。
中でも各社が特に力を入れていたのは、中国の新興企業「ディープシーク」が2025年に発表したAIを搭載した商品です。
ディープシーク搭載のエアコンには“会話ができる”機能があります。
話しかけると温度や湿度を変化させるだけでなく、様々な会話ができます。
また、カメラを搭載した引き出しに食材を入れると、色や光沢から鮮度まで判断し、最適な保存モードを提案してくれる冷蔵庫もあります。
他にも、コミュニケーションの取れるテレビや服の種類に応じ洗い方を提案する洗濯機など、AI搭載商品がずらり。
AIにより、“生活のコンシェルジュ”へと家電の役割が変化してきているといいます。
Hisense・葛如洪さん:
ディープシークの登場によって、中国の家電業界の技術進化が加速している。10年以内には全ての中国家電にディープシークが搭載され、多様なニーズに対応できるよう進化すると考えている。