アメリカのトランプ大統領は20日、連邦政府機能の縮小の一環として教育省の廃止に向けた大統領令に署名しました。
アメリカ・トランプ大統領:
(教育省を)できるだけ早く閉鎖するつもり。何の役にも立っていない。
トランプ氏は20日、ホワイトハウスで、学習机に向かって座る生徒や学生に囲まれながら教育省廃止に向けた大統領令に署名しました。
そして演説で、「教育にかける費用は他国を圧倒的に上回っているにもかかわらず、学力が伴っていない」などと批判し、権限を州などに戻すと主張しました。
トランプ氏はこれまで、教育省がリベラル思想の温床になっていると批判してきました。
ただ教育省を廃止するには議会の承認が必要で、実現のハードルは高く、今後は組織を大幅に縮小していくものとみられます。