アメリカのルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相が会談し、ウクライナ侵攻終結に向けた和平交渉などをめぐり今後の対応について意見を交わしました。
アメリカ国務省によりますと、ルビオ長官とラブロフ外相は15日電話で会談し、サウジアラビアで行われた2月の米ロ高官協議を受けて、次のステップに向け議論することや意思疎通の改善に引き続き取り組んでいくことで合意したということです。
ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、アメリカが提案した30日間の停戦案についてウクライナ側は合意していますが、ロシア側は「危機の根本原因を取り除く必要がある」などと受け入れに条件をつけ事実上、宙に浮いた形となっています。
今回の電話会談はこうした溝を埋めるために協議を続けていくことなどを確認したものとみられます。
またルビオ長官は、ラブロフ外相に対してイエメンの反政府組織フーシ派に対するアメリカ軍の軍事行動について説明したということです。