視覚に障がいのある子どもたちのために30年あまりにわたって、「触る絵本」づくりに携わってきた女性に、13日、沖縄盲学校から感謝状が送られました。
南風原町にある沖縄盲学校の新垣ゆかり校長から感謝状が贈られたのは、点字図書館ボランティアの西園朝香さんです。
西園さんは視覚に障害がある子どもたちに本を楽しく読んでもらおうと30年あまりわたって「触る絵本」や文字を大きくする「拡大写本」の製作に携わってきました。
子どもたちが物語を理解し、絵をイメージしやすいよう、フェルトや毛糸など、様々な素材を使って創意工夫しながら、これまでに100冊以上を沖縄盲学校に贈りました。
沖縄盲学校小学部 4年 山内曖芦さん:
30年間、触る絵本を作ってくださりありがとうございます。お母さんや女の子、きつねの親子や熊の親子の手触りがちがって本物みたいと思いました
西園朝香さん:
どうもありがとう、曖芦ちゃんも元気でがんばってね。私だけではなくてボランティアの皆さんへの感謝だと思いますので持ち帰って喜んでもらえたと伝えたいと思います
西園さんは点字図書館ボランティアの存在を多くの人に知ってもらい、子どもたちのための絵本づくりに参加していほしいと呼びかけました。