ウクライナ情勢などについて話し合うG7=主要7カ国外相会合がカナダで開幕し、本格協議が始まりました。
カナダ東部シャルルボアで開幕したG7外相会合には、アメリカのルビオ国務長官や岩屋外相らが出席しています。
13日の協議の冒頭、カナダのジョリー外相は「今こそ協力すべきだ。平和と安定は最も重要な議題であり、ロシアによる違法なウクライナ侵攻を巡り、どのようにウクライナ支援をしていくのか協議していきたい」と述べました。
ウクライナ情勢については、ロシアの侵攻開始から3年に合わせて3月、G7首脳によるテレビ会議が行われましたが、アメリカとヨーロッパ側がロシアの侵攻を巡る文言で意見が対立し、共同声明の発表を見送っています。
今回G7としてどのような共同声明が打ち出せるのか注目されています。
また外相会合では、アメリカのトランプ政権による関税措置も議題になるとみられます。
特にG7議長国のカナダでは、トランプ大統領が「カナダを51番目の州にすべきだ」と繰り返していることが「同盟国に対する脅し」と受け止められていて、緊張した議論が予想されます。