日用品大手の「ユニ・チャーム」は、13日、使用済みの紙おむつから取り出すことのできる素材の全てが再利用できるようになったと発表しました。
これまで、使用済みの紙おむつから取り出せる綿状のパルプとプラスチックについては、紙おむつなどにリサイクルされてきましたが、排泄物を吸収する「高分子吸収体」の再利用が課題でした。
今回ユニ・チャームは独自の技術で、高分子吸収体と排泄物の分離、そして使用する前の吸収力に戻すことに成功しました。
これにより使用済みの紙おむつの完全なリサイクル化を実現したとしています。
「デオサンド香りで消臭する紙砂RefF(リーフ) ピュアフローラルの香り」は、3月18日からネコのトイレ用品として全国で販売する予定です。
ユニ・チャームは、今後「高分子吸収体」を使用してネコ用の製品だけではなく、紙おむつへの水平リサイクルにも取り組んでいきたいとしています。