つづいてご紹介するのは、シーズン終盤戦を迎えているバレーボール女子・KUROBEアクアフェアリーズ富山です。

チームは現在、14チーム中11位と苦戦を強いられていますが、今年に入り直近のホームゲームでは5連勝中と波に乗っているんです。

来月上旬のシーズン終了まで、残り1ヶ月を切るなか、ホーム戦で勝利を誓う選手たちを取材しました。

*中田記者
「黒部市のYKK体育館です。ホームで強いのはカターレ富山だけではないんです。今週末ホームゲームを控えているKUROBEアクアフェアリーズ富山の選手たち、ホームで連勝を目指し朝から練習を行なっています。」

シーズン終盤戦を迎えているアクアフェアリーズ。

去年行われたパリオリンピックでバレーボール女子日本代表のコーチも務めた川北監督のもと、今シーズン成長を続けてきました。

*KUROBEアクアフェアリーズ富山 川北元ヘッドコーチ
「来てからちょうど6か月。チームは毎試合成長しているとひしひしと感じている。」

アクアフェアリーズは今シーズン、ここまでの36試合で13勝23敗と苦戦を強いられているものの、後半戦に入り徐々に勝率を上げ、今年に入り直近のホームゲームでは、5連勝中とホームで強さを発揮。

*7ミドルブロッカー 中村安里主将
「チームとして川北監督が合流して色んなことを教えてもらったり、一人一人の技術も伸びていると思う。そこが勝ちにつながっていると思うのでここから残り少ないが諦めずまずは目先の1戦を戦っていきたい。」

シーズン終盤に差しかかるなか、3月中旬以降に組まれている残り8試合のうち、6試合がホームゲームです。

ここで勝利を積み重ねられれば、今シーズンチームが目指してきた上位8チームで戦うチャンピオンシップ出場が見えてきます。

*10ミドルブロッカー 山口真季選手
「観客数もホームゲームの数が重なるにつれて増えてきてすごく力をもらっているし、ホームゲームで勝つことが恩返し。」

またチームには来シーズンから加入予定の選手も合流し、和気あいあいと練習を行っていました。

今年の春高バレーでベスト4に入った金蘭会高校出身の平野シアラ選手は12日、初めて練習に参加しました。

*春高バレーベスト4 金蘭会高校出身 平野シアラ美恵アディナ選手
「みんながバレーボールを楽しんでやっているなという雰囲気が伝わってきたので早く自分もそこに混ざりたいと思った。」

今シーズンはこれまでのVリーグから、将来的なプロリーグ化を目指す「SVリーグ」となって1年目。

将来的なプロリーグ化を目指すなか、課題も見えてきました。

これまでよりもホームゲームの数が増えた一方で、今シーズンのホームでの1試合あたりの平均来場者数は643人と、昨シーズンの平均来場者数922人より300人近く減少。

アウェイチーム同士の試合がなくなり基本的に1日1試合のみとなったことや、土日で同じチームとの連戦になったことなどが影響していると考えられます。

*KUROBEアクアフェアリーズ富山 川北元ヘッドコーチ
「ホームゲームが多いのはありがたい。席がまだ余っているのでたくさんの人に来ていただきたい。ホームでは全部勝てるようにベストを尽くしたい。目標のチャンピオンシップ出場に向けて1戦1戦ベストを尽くしたい。」

シーズン終盤戦、負けられない戦いが続くアクアフェアリーズ。

観客の声援を力に、ホームゲームで勝利を誓います。

*7ミドルブロッカー 中村安里主将
「色んな方に会場に足を運んでいただいて、もっと応援していただけたらうれしい。残りの試合全員でチャンピオンシップに向けて頑張っていきたい。」

次の試合は今週末。

魚津市のありそドームで行われます。

ぜひ皆さん会場に足を運んで応援しましょう。

ここまでスポーツでした。

富山テレビ
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