メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手ら“侍トリオ”が、13日午後3時ごろ、日本に到着しました。

約12時間の長いフライトの疲れも感じさせずタラップから下りると、3人並んでパシャリ。笑顔を見せました。

18日に東京で行われる開幕戦まで、あと5日。
アリゾナ州での調整を終え、キャンプ地からおそろいのスウェット姿で空港行きのバスに乗り込む選手たち。

肩にバッグをかけているのが大谷選手。
開幕戦で先発予定の山本由伸投手と第2戦で先発予定の佐々木朗希投手の姿もありました。

チャーター機に乗り込み、約12時間のフライトでの過ごし方を聞かれると「ただ寝るだけだよ」と話し、睡眠を大切にする大谷選手らしい回答でした。

そして、こんな現象も。
スター軍団を乗せたチャーター機が日本に向けて飛び立つと、飛行機の運航状況をリアルタイムで確認できるサイトで、この飛行機を見守る人がじわじわと増加。

東京到着の直前には4万7000人を超え、世界一注目される飛行機となりました。

チームのSNSには「日本の皆さん、こんにちわ!」のコメントとともに、空港内のバスに並んで笑顔を見せる“侍トリオ”の写真がアップされました。

一方、対戦相手のカブスは12日深夜、ひと足早く到着。
開幕戦で先発予定の今永昇太投手と鈴木誠也選手も笑顔を見せていました。

カブス公式Xに投稿された映像で、今永投手は監督と一緒に鏡開き。
こづちをバットに見立ててバッティングフォームを見せるなど、会場を沸かせました。

そんなメジャーのスター軍団が日本に到着する中、大谷選手の新たな映像も公開されています。

セイコーの腕時計の新CMが公開され、ドジャースのチームカラー「ブルー」を基調にした新モデルに大谷選手は「青になっているのを見て、またきょう改めてチーム変わって1年たったんだなと実感しました」と話しました。

ドジャース移籍から2年目となる今シーズン、二刀流復活について大谷選手は「(今季は)健康で多くの試合に出たい。2年目になって、投手としても復帰して、期待していただけることも大きくなると思うのですが、それをまた超えていけるように頑張りたいと思っています」「1年以上投げないというのは不安な部分の方が大きいので。それはもう消えないかなとは思っているので、過度に期待しすぎることもなく、期待しなさすぎることもなく、自分にかけるそういうバランスが大事なのかなと思っています」と期待と不安を語りました。

さらに、初めてプロ野球を見た原体験について、「初めてプロ野球の試合を見たのが東京ドームだったので、それを今でもすごく印象に残っている。その時は高橋由伸選手がレフトにライナーでホームランを打った。それもいまだに覚えていますし、初めてみたもの、初めて体験したものは結構忘れないのかなと思うので、そういう意味で良いインパクトを残せるように頑張りたいなともちろん思っています」と明かし、開幕戦への思いを口にしました。

大谷選手はオープン戦でホームラン1本、打率3割3分3厘の成績。
東京の開幕シリーズでどんなバッティングを見せてくれるか期待が高まります。