砺波市の小牧ダムで夏場でも低い温度で貯蔵できる利点を生かし1年間寝かせた日本酒と味噌が13日、運び出されました。
運び出されたのは砺波市内の若鶴酒造の日本酒240本と紺田糀・味噌醸造所の味噌150キロです。
去年3月に小牧ダムの上部から16メートル下にある点検用通路に運び込まれ1年間貯蔵されていました。
点検用通路は紫外線が届かず、夏場でも気温が18度以下と年間を通して温度がほぼ一定に保たれているため熟成した食品がまろやかで味わい深くなるとされています。
*紺田麹・味噌醸造所 紺田篤史代表
「僕も食べたことのないような味わい深い、しっかりと熟成された深い風味の味噌に出来上がったので楽しみにしていただければ」
*若鶴酒造 吉賀丈太さん
「できたばかりの時は、角がある、荒々しい味わいだったが、熟成によって丸みのある柔らかい味わいになってくれれば」
今回、搬出された日本酒は「小牧ダム貯蔵酒」として4月18日に、道の駅となみで先行販売されることになっています。