首里城火災で焼失し、新たに製作される3枚の扁額について、検討委員会は2枚目の「輯瑞球陽(しゅうずいきゅうよう)」を沖縄県内に在住の技術者で製作することを決めました。

令和の復元では「中山世土(ちゅうざんせいど)」など3枚の扁額を製作します。

3月12日に開かれた委員会では、人材育成と技術の継承の観点から、2枚目の「輯瑞球陽」の額縁彫刻を県内在住の技術者が担うことを決定しました。

▽首里城扁額製作検討委員会 安里進委員(県立芸大名誉教授):
本土の方が彫るのと沖縄の人が彫るのではやっぱり違うんですね。そういう意味でも彫刻という製作物は沖縄に在住の方々が担うのが元のものに近いものができるだろう

3枚目についても同様の製作体制を組む方針で、委員会ではこのほかにも、扁額の色味や額縁に施される龍の目に黒目を入れないことなどを確認しました。

沖縄テレビ
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