熊本市立の小学校で2025年1月に男子児童が階段から落ち、足を骨折する大けがを負っていたことが分かった。学校は、児童がいじめを受けていた可能性があるとして、『重大事態』と認定し、熊本市教育委員会が詳細な調査を始める見通し。
『男子児童の階段転落』に同級生が関係か
熊本市教育委員会によると、男子児童は2025年1月に熊本市立小学校の校内で階段から転落し、足を骨折した。

その際、児童の同級生が関係していた可能性があり、学校が調査。学校はいじめ防止対策推進法に基づく『重大事態』と認定した。

熊本市教委は3月11日に学校から報告書の提出を受け、市長へも報告。今後詳細な調査に入ることにしている。

熊本市教委によると、2024年5月に「男子児童が同級生から『死ね』や『出しゃばるな』などの暴言を受けた」と保護者が学校に相談していたという。
「子どもや保護者の気持ちを第一に」
3月12日の熊本市議会で教育市民委員会に出席した遠藤洋路教育長は、TKUの取材に「今後の調査の進め方は、保護者と相談しながら、まず子どもや保護者の気持ちを第一に、その気持ちに沿えるように調査を進めたい」と述べた。

熊本市教委は、第三者委員会の設置も含め検討し、保護者の要望を踏まえて調査を進めるとしている。
(テレビ熊本)