倉吉市が舞台の名作漫画が映画になります。鳥取市出身の漫画家、故・谷口ジローさんが、昭和の倉吉市を舞台に描いた作品『遥かな町へ』を原作とした映画が製作されることが分かりました。国内外で評価の高い漫画作品だけに、関係者は観光振興に期待しています。
鳥取市出身の漫画家、故・谷口ジローさんの『遥かな町へ』は、倉吉市を舞台に中学生に戻った48歳のサラリーマンの青春ドラマが描かれています。35年以上前のこの名作が、3月12日の鳥取県議会の本会議で取り上げられました。
鳥取県議会・鳥羽喜一議員:
待望の映画化、映画化の知事のご期待を聞かせて下さい。
鳥取県・平井知事:
是非地域としても我々が10年前に追いかけていた夢なので、大輪の花を咲かせたい。
『遥かな町へ』を原作とした映画が製作されることになり、平井知事が観光振興への期待を述べました。製作を手がけるのは、映画化のために結成された団体「倉吉ニューシネマプロジェクト」で、メンバーには倉吉発のバッグメーカー「バルコス」の山本敬社長や境港観光協会の結城豊弘会長が名を連ねています。
そしてメガホンを取るのは、『白い船』や『RAILWAYS』で知られる出雲市出身の映画監督、錦織良成さんです。プロジェクトメンバーが18日に倉吉市で会見を開き、今後のスケジュールなどを正式に発表します。
鳥取県・平井知事:
(谷口ジローさんの作品の)人生観や社会観、忠実に再現されるであろう映画に私たちも協力させてもらい、万博後に国内外で愛される作品になるように協力を惜しまずやっていきたい。
平井知事は、映画化に向けて県として全力で後押しする考えを示しました。
舞台の倉吉市からは喜びの声があがりました。
市民:
良いじゃないですか~活躍された地元の人が地元で映画を撮るというのは。いろいろな所も見てもらえるし、良いと思いますよ。
市民:
実は私、谷口ジローの大ファンでほとんどの本を持っているんです。今回聞きまして、非常にうれしく思っています。
市民:
ぜひともエキストラで…リアル倉吉をお願いします!県美もできるしね、倉吉は盛り上がっていますので、倉吉バンザイですね。
作中には、白壁土蔵群をはじめ倉吉の名所が随所に登場することから、観光関係者も期待の声です。
倉吉観光MICE協会・倉繁淳志事務局長:
古い街並みが残っているのが倉吉の魅力のひとつだと思うが、そういうところが舞台となってまた脚光を浴びるのは非常にうれしいこと。これを我々はチャンスととらえて観光につなげていければ。