開幕戦最後のオープン戦に登板した佐々木朗希投手(23)。
実戦初の先発登板でしたが、鋭いスプリットで三振を奪うなど、4回を1安打に抑え2試合連続の無失点。
試合後、ロバーツ監督は佐々木投手の東京での開幕2戦目の先発を明言しました。
「イット!」MLB取材キャスターの鈴木優さんに聞いていきます。
青井実キャスター:
佐々木投手の仕上がり「80%」と話していましたが、今回はどうでしたか?
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
今回はちょっと上がって、85%ぐらいでどうかなと。山本投手のようにコントロールなど完璧に仕上がったというところまではまだかなという感じなんですが、これが本番になってどうなっていくか楽しみに見たいなと思っています。
青井実キャスター:
自己最速の球速、少し控えめという感じですが、ストレートは通用していますか?
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
佐々木投手、会見でも言っていましたが、本人的にはそこまで納得の球というわけではなかったということなんですが、それでも相手はなかなか打てていなかったので、これからまだまだ上がっていくことを考えると、全然通用していくのかなと思います。球速を出しに行くとキレの悪い球になったりするので、いいフォームで球速が出て行くのが理想的かなと思います。
青井実キャスター:
この1球がすごいみたいな、今日の1球ありますか。
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
あります。2回に三振をとった時の落差です。ストレートだと思った、高めぐらいのところから落ちてきたので、打者もビックリしたと思います。
宮司愛海キャスター:
佐々木投手が試合後、開幕前に、今のうちに悪いところが出て良かったと言っていましたが、どの辺りが悪いとされるところですか?
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
本人も少し言っていたんですが、下半身のフォームが少し良くなかったという話をしていました。そこからボールにうまく力が伝わらず、ボールが抜け気味になったりとか、そういったところのちょっとした調整がもうちょっと必要なのかなというところだと思いますね。それでも今日、無失点でしっかり抑えてきているので、結果を出している中でこうやって反省ができるところは、やっぱりさすがだなと思いますね。
青井実キャスター:
大谷選手も少し投げていたそうですね。
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
座ったキャッチャー相手に19球、ツーシームとカットボールなど、変化球を交えながら投げていました。見ている感じでは全然強度も高いですし、キレもすごく良かったので、当初の予定では5月ぐらいの復帰という予定だったんですが、無理する必要もないので、ドジャースというチームはシーズン後半が大事なチームなので、そこは焦らずやっていこうというところなのかなと思います。